平和公園の概要
昭和22年に戦災復興土地区画整理事業の一環として、市内に点在する279寺の墓地約18ヘクタールを
市内の東部丘陵約147ヘクタールの土地に移転することとしました。
この地区を平和公園と称し、昭和56年には墓碑の移転も行われました。
昭和48年には都市計画墓園事業の事業認可を受け、既存の緑をいかして市民が気軽に利用できるよう
散策路等の整備もされています。
幻のオリンピック
東山公園の北側にあり名東区にまで広がっている平和公園は、面積147ヘクタールを誇り、
1988年開催予定だった名古屋オリンピックのスタジアム建設候補地でした。
結局オリンピックは名古屋で開催されずに幻となったため、予定地の森林は守られ、市民の公園として
整備が進みました。
桜の園
平和公園は市内でも有数の桜の名所となっており、東山公園に次ぐ規模を誇ります。
公園の中ほどには「桜の園」と名付けられた場所もあります。
桜の見頃は3月下旬から4月上旬でしょう。
猫ヶ洞池
猫ヶ洞池は平和公園内にある池で、市内を流れる山崎川の水源の一つです。
部分的にですが釣り人にも解放されており、休日には多くの釣り人で賑わいます。
池のまわりにはビニルハウスがあり、ユーカリが栽培されています。
ここで栽培されたユーカリは、東山動物園のコアラの食事となります。
アクセス
地下鉄東山線「星ヶ丘」もしくは名城線「自由ヶ丘」から市バスに乗車、「平和公園」
もしくは「平和公園南」下車。